
会社を辞めるときには退職届を提出して辞めるのが一般的ですが、会社によっては「退職届けを提出したのに、上司が受理してくれない」と退職届が受理されないこともあります。
そうなったときに考えるのが「退職届が受理されなくても仕事って辞めていいのだろうか?」という疑問です。
結論からいうと、退職届が受理されなくても仕事は辞められます。
今回の記事では
- ・退職届が受理されなくても辞められる理由
- ・退職届が受理されないときの対策法
- ・どうしても辞められないなら退職代行を利用する
といった内容を説明します。
記事を読むことで、簡単に実践できる対策法がわかり、トラブルを最小限におさえて退職できます。
また、会社とすでにトラブルになっており、「もう関わりたくない」と思っている人にも、とっておきの退職方法があります。
5分ほどで読める内容となっているので、ぜひ最後まで読んで退職届が受理されないときの参考にしてください。
Contents
退職届が受理されなくても辞められる理由
冒頭でも説明しましたが、退職届は受理されなくても退職は可能です。
実は、退職届を受理されることに法的な意味はなく、口頭で退職の意思を伝えればそれだけで退職できます。
しかし、口頭だけではトラブルになった場合、証拠として残らないため書面で退職届を提出するのが一般的。
また、退職届の受け取りを拒否されたとしても、民法では「雇用の解約申し入れ日から2週間が経過すれば退職できる」との記載があります。
なので、たとえ拒否されたとしても、申し入れをしたことに変わりありませんので、2週間後からは出勤する必要はありません。
注意してほしいのが、会社側の就業規則です。
就業規則に「退職届は30日前に出すこと」という記載がある場合は、しっかり30日前までに退職の意思表示を行いましょう。
退職届が受理されないときの対処法
退職届を提出しても受理されないときに、いくつか対策法があります。
退職届の受け取り拒否は、後々トラブルになる恐れもあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
証拠が残るように内容証明郵便で退職届を出す
退職届を拒否された場合、人事部長などの責任者宛に内容証明郵便で退職届を送りましょう。
内容証明郵便は、誰が、誰宛に、いつ、どのような内容の手紙を送ったのかということを公的に証明してくれる郵便です。
そのため、もし会社とトラブルになり、退職届など受け取ってないと言われても証拠として提出できます。
労働基準監督署に相談する
労働基準監督署に相談することで、退職の仕方などのアドバイスがもらえます。
一人では解決が難しいときに相談することで助けになってくれるでしょう。
また、あまりにも会社側の対応がひどい場合は、労働基準監督署から会社へ指導もしてもらえます。
労働基準監督署は厚生労働省の出先機関なので、会社側もすぐ対応してくれるでしょう。
どうしても退職届が受理されないなら退職代行へ
どうしても受理されない場合は、退職代行を利用するのもアリです。
退職代行は、あなたに変わって退職の手続きを行ってくれます。
企業側とはいっさいやりとりする必要がないので、会社側ともめていて「もう関わりたくない」と悩んでいる人におすすめです。
退職代行でおすすめは「コンシェルジュ」
退職代行にもいくつか企業がありますが、そのなかでもおすすめなのは「退職代行コンシェルジュ」です。
相談した当日から退職代行が可能で、費用についても「正社員・契約社員・派遣社員の方 49,800円(税込)、アルバイト・パートの方 39,800円(税込)」と他社と比べても安くなっています。
高いところだと10万円もするので、5万円はとてもお得ではないでしょうか。
また、退職後のサポートとして、無料で転職支援を行ってくれます。
退職したいけど次の転職先がまだ決まっていないという人には、ぴったりな退職代行となっています。
まとめ
ここまで退職届が受理されない場合の対策法について説明してきました。
記事を読む前までは、退職について不安な部分も多かったと思いますが、今は少しでも不安がやわらいだのではないでしょうか。
- 退職届が受理されなくても退職できる
- 退職届は内容証明郵便で送る
- 労働基準監督署に相談する
- 退職代行を利用する
となります。
会社によってはなかなか辞めさせてもらえず、嫌な思いをすることもあると思いますが、辞めることは労働者の権利でもあります。
しっかり辞める意思を会社に伝えて行きましょう。
もし、あなた一人の力ではどうすることもできない場合、退職代行を利用して辞めることも一つの手です。
他者に頼ることは恥ずかしいことではありません。
無料相談も行っているので、悩んでいるならまずは連絡してあなたの悩みを相談してみてはいかがでしょうか。