
仕事を辞める時、上司に相談するタイミングや言い方って難しいですよね。
多くの人が
「退職をどう伝えていいかわからない」
「どんな言い方をしたら円満に退職できるの?」
という疑問を持っていると思います。
そこで、今回の記事では退職を伝える手順と言い方について、説明していきますね。
退職を伝えるときに言い方を間違えると、退職できない場合もあります。
この記事を読むと、退職までスムーズに進むことができるので、ぜひ参考にしてください。
Contents
仕事を辞めるときは言い方や手順が大事
仕事を辞めるときは、手順や言い方が重要です。
もし、伝える時期や順番、言い方を間違えると会社とトラブルになり、最悪の場合辞められないこともあります。
せっかく退職を決意したのだから、会社とは円満な関係でいたいですよね。
円満な関係で退職する手順について、順番に説明していきます。
1.繁忙期以外の時期に伝える
まず始めに、退職の意思が固まれば上司に伝える日を決めなければいけません。
退職を伝えるのは緊張すると思いますが、気をつけてほしいのが伝える日です。
やってはいけないのが「繁忙期」に相談すること。
繁忙期は会社が一番忙しい時期、人手も足りないのに、辞めると言われても上司は「OK」とは言わないでしょう。
また、大きなプロジェクトを任されている途中でも、退職は伝えないほうがいいです。
大きなプロジェクトの途中で辞めるということは、それだけ引き継ぎも大変時間がかかります。
そうなると会社や後任の人に迷惑がかかるので、さけるようにしましょう。
伝える時期としては、繁忙期が過ぎ、特に大きなプロジェクトも持っていないときが適切です。
伝える日を間違えると、印象も悪くなるので気をつけましょう。
2.退職の2~3ヶ月前に直属の上司に相談する
伝える時期は退職の2~3ヶ月前が一般的です。
というのも会社の就業規則が「30日前」となっているところが多いからです。
念のため辞める場合は、あなたの会社の就業規則も確認しておきましょう。
また、相談する場合、直属の上司に相談してください。
直属の上司を飛び越えて他の上司に相談してしまうのはマナー違反で、トラブルになることもあります。
辞める原因が直属の上司だったとしても、しっかり相談してください。
相談するときの言い方としては、
「私ごとで恐縮なのですが、今後のことでご相談したいことがありますので、少しお時間をいただけないでしょうか」
と申し訳なさそうに伝えましょう。
3.退職理由を聞かれたら個人都合で!
必ず聞かれるのが「退職理由」です。
理由しだいで会社側は引き止めにくる場合があるので、伝える内容は慎重に決める必要があります。
一番は個人都合で辞めると伝えることです。
「他の業種で挑戦してみたくなった」や「こんな仕事をやってみたい」など、あなた都合を理由にすること、そうすれば会社側は引き止める手段がないので、すんなりと退職を認めてくれるでしょう。
逆に注意したいのが、会社を理由にした内容です。
「給料が少ないから」や「休みが欲しいから」といった場合です。
あなたが優秀な人材なら会社としては残ってほしいので、給料を上げたり、休みをくれたりするでしょう。
そうなってしまうと、辞める理由がなくなってしまうので、辞めるのが難しくなってしまいます。
なので、退職理由を聞かれたら、個人都合を理由にしてください。
4.退職届ではなく退職願を提出する
よく間違えるのが「退職届」と「退職願」です。
この2つは辞める状況によって使い分けないといけないって知っていましたか?
「個人都合」で辞める場合は「退職願」で提出する必要があり、会社都合の場合は「退職届」となります。
今回のように、あなたから退職を伝える場合は「退職願」となるので、間違えないようにしましょう。
退職願は、退職日の1ヶ月前、遅くても2週間前までには上司に提出するようにしてください。
あまりに遅いと受理されるまで時間がかかり、退職日がずれることがあります。
また、宛名は社長名で、退職理由は「一身上の都合により退職させていただきます」と記載、他に余計なことは書かないようにしてください。
退職日についても記載し、誤字や脱字がないようにしっかり確認してから提出しましょう。
まとめ
ここまで、仕事を辞めるときの手順や言い方について、説明してきました。
退職を経験することはあまりないはずなので、今回の記事ではじめて知った内容も多かったと思います。
ポイントとしては、
- 退職を伝えるのは「繁忙期以外」
- 伝えるのは2~3ヶ月前に、直属の上司に伝える
- 退職理由は「個人都合」
- 「退職願」を提出する
となります。
退職を伝える手順を間違えると会社や同僚にも迷惑をかける場合があります。
今までお世話になった場所なので、最後まで円満な関係でいたいですよね。
今回の記事を参考に、円満退職できるよう準備していきましょう。