ブラック企業で働きながら、転職すべきか迷っている人も多いです
「今すぐ辞めた方がいいのか?それとも、もう少し耐えるべきか?」
と、何度も考えては、答えが出ないのです。
「今すぐ転職すべきです」とは言いません。
ただし、何もしないまま放置していいわけではない。
この記事では、退職すべきか否かを 冷静に判断するための指標をお伝えしていきます。
なぜ多くの記事は「今すぐ転職」を勧めるのか
ネットで調べると、「今すぐ転職」「今すぐ辞めろ」という記事が多いです。
もちろん、それ自体が間違いとは言いません。
ただ、読んでいて
「結局、転職サービスに登録させたいだけじゃないのか」
「不安を煽って背中を押すフリをしているだけじゃないのか」
と感じたことはないでしょうか。
そう感じるのは正常です。
不安になっている人は、焦らせれば動きやすく、
動いた人はどこかのサービスを使う可能性が高いので、「今すぐ」を強調する記事が増えます。
でも、不安になっている人に必要なのは、”即断即決”させる事ではなく、”判断力の回復”です。
今すぐ転職しなくてもいい3つの理由
今すぐ転職しなくてもいい理由は、主に3つあります。
転職を否定するためではなく、転職の失敗を減らすための理由として整理します。
理由①:判断力が落ちている可能性がある
ブラック企業にいると、判断力が落ちます。
睡眠不足、慢性的な疲労、常に張りつめた不安が重なると、
重要な決断をしたときにミスが増えやすくなります。
焦って「今の職場よりマシならいい」と投げやりに決めてしまい、
求人票の良い言葉を信じすぎたり、面接で聞くべきことを聞けなかったりして、転職してもまた同じ苦しさを繰り返す。
判断力が低下しているなら、まずは正常な判断力を取り戻す必要があります。
そのために、「動かない」という選択が有効な戦略になる場合があります。
まず、回復と整理を優先するのです。
そして判断力を取り戻してから動く順番の方が、長期的に得になるのです。
(会社に事情を説明してまとまった休息期間をもらいましょう。
もし、休息期間をもらえないならば、退職代行(テキストリンク)を使うのも、有効な自己防衛策です)
理由②:転職は、準備の質で結果が変わる
転職は、勢いでやると失敗しやすいです。
転職の成否を分けるのは、入念な準備です。
最低ラインを決め、地雷条件を先に潰し、面接で確認する項目を用意する。
このプロセスをやらずに動くと、次の職場もブラック企業になる可能性が上がります。
なので、準備期間にかける手間暇は、失敗を減らすための先行投資なのです。
理由③:今の職場でできることが残っている場合もある
職場によっては、すぐに辞めなくても状況が改善するケースがあります。
部署異動が可能で、上司が機能していて、相談窓口が実際に動き、交渉ができる。
こういう条件があるなら、いきなり転職に振り切らなくていいです。
しかし、ここで大事なのは 改善の”期限”です。
「そのうち」ではなく「いつまでに、何が変わるか」を明確にすることが大切なのです。
「実行の期限がない改善は、意味がない」と理解したうえで、期限を決めて様子を見るなら、それは立派な判断です。
また、今の職場に残るとしても、選択肢を増やしていくことはできます。
資格の勉強やスキルの積み上げ、転職市場の情報収集などをすれば、
自分の価値を高めて、視野を広げることができるのです。
ただし「何もしない」のは別問題
ここで誤解してほしくないのは、「今すぐ転職しなくていい=放置していい」ではないことです。
ブラック企業での問題を放置すると、あなたの心身が悪化しやすいです。
構造が変わらないまま人手不足が改善されず、あなたの負荷が増え、回復が遅れ、判断力が落ちていきます。
だから「今は動かない」を選ぶなら、その間に、
- 転職市場の求人を見る
- 自分の市場価値を把握する
- スキルアップする
↑……などの行動を、続ける必要があります。
転職を“逃げ”ではなく“カード”に変える
転職を怖いものにしているのは、二択で考えることです。
「辞めるか、辞めないか。」
↑この二択だけだと重すぎるので、
転職は「切り札」であると同時に、「使わなくても、持っているだけで心強いカード」でもあると捉えてください。
「いつでも辞めれる!」と思えるだけでメンタルが回復します。
職場での我慢が減り、主張すべき権利を主張しやすくなります。
転職活動の目的は、退職するためだけではありません。
退職しなかったとしても、メンタルの消耗を大幅軽減することができるのです。
「転職すべきか」で迷う人が最初にやるべきこと
迷っている人が最初にやるべきことは、二択をやめることです。
「辞める or 残る」という二択の間に段階を作り、
期限を決めて様子を見る、最低ラインを決める、改善がなければ動く……という条件を作ってください。
例えば、
- 休日に回復できるか
- 睡眠が守れるか
- 仕事の負荷が減る兆しがあるか
- 相談して改善が動くか
↑……を点検し、問題があるなら、改善を要請する。
これらが一定期間で改善しないなら、最終手段として退職という切り札を使うのです。
私がやったこと
私自身も、いきなり退職を決めたわけではありません。
まずは外の情報を入れて、自分の職場がどれだけ異常なのかを知ろうとしました。
また、しがらみのない第三者に愚痴を聞いてもらうことで、一人で抱え込まないようにしました。
とりあえず、無料で市場価値を分析して、条件に合う転職先の候補をリストアップ(テキストリンク)してもらったのです。
ブラック環境にいると、不安と罪悪感で判断がブレやすいので、利害のない第三者に整理してもらうだけでメンタルはかなり楽になります。
「辞める/辞めない」「自分の市場価値分析」を含めて、状況を客観視できるからです。
まとめ
ブラック企業からの 転職を迷うのは正常です。
ただし、放置していいわけではありません。
しっかりと、準備をしておくことは重要です。
普段から、自分自身の状況を客観視しておけるならば、良い企業に出会える確率は自ずと上がっていきます。

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